渡名喜遠征ファンダイビング(五六ノ崎ほか)
沖縄は朝から曇り空で、時折雨に降られる一日となりました。
今日は渡名喜遠征ファンダイビングに行って来ました。風が次第に強くなる予報の中、何とか行くことが出来ました。
渡名喜島は、那覇から北西の海上約58kmに位置し、北に粟国島・南東に慶良間諸島・西に久米島と、沖縄本島と周辺離島の中心にあります。面積は沖縄県最小で日本で2番目に小さな自治体だそうです。
最初のダイブは渡名喜を代表するポイント、五六ノ崎へ入ります。
ここの圧倒的な魚影の濃さには、終始感動しっぱなしです。ムラサキハナヅタ(ポリプの中心部が星形に見えることから通称「スターポリプ」と呼ばれており、柔らかい体を持つ「ソフトコーラル」と呼ばれる珊瑚の一種)がここの一部の岩肌を覆い、数えきれないほどのカスミチョウチョウウオ、キンギョハナダイ、アカネハナゴイ、ハナゴイなどの色とりどりのお魚達があたり一面を乱舞しています。
屈指で他を魅了する色彩は本当に美しくうっとりします。
水深22m付近のオーバーハングには、稀少種のフチドリハナダイの姿が見ることが出来ます。
この種は水深30~60mの比較的深い海域の珊瑚礁、岩礁域の岩肌の下や岩穴に生息します。雌雄でわずかに体色が異なり、雄の腹鰭は赤色に縁取られていてとても綺麗ですが、今回は雌の姿のみの確認でした。
カスミアジがたくさんのハナダイ達を狙って何度もアタックしていました。
先端付近には可愛らしいイソマグロの群れがぐるぐると泳ぎ回っていました。
2ダイブ目はナカルマへ入ります。強めの下げ潮の中泳いで魚達を探します。グルクン、ウメイロモドキがパラパラとで、大物や群れには会えずでした…。
やや雨が強くなってきたのに伴い北寄りの風も吹いてきたことから、最終ダイブは慶良間諸島へ移動し沖山礁へ入ります。
ここも強めの下げ潮でした。エントリーからナンヨウマンタを狙って待ちますが、今日は現れず…。
潮に乗って泳いでいくと、ウメイロモドキが良い感じで群れていました。
メインの根近くの広場でロウニンアジがぐるぐると近くを泳いでくれました。
メインの根には、アカヒメジ、ノコギリダイ、ヒメフエダイ、イッテンフエダイ、ヨコシマクロダイ、ムスジコショウダイなどがびっしりとついていましたが、魚達もうねりと一緒にゆらゆらしていました。
アカククリの可愛く群れている姿をじっくりと見て来ました。
今日はコンディションが厳しい状況でしたが、何とか渡名喜と慶良間で楽しむことが出来ました。
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