チービシファンダイビング(神山ラビリンスほか)
台風接近中の沖縄は、北寄りの風が強めで少々荒れた一日となりました。
今日はチービシ諸島周辺海域へファンダイビングに行って来ました。少々雨に打たれましたが、海中はまずまずの透明度でした。
最初のダイブと2ダイブ目は神山ラビリンスへ入ります。
洞窟入り口付近には、アオウミガメが寝ていました。
いつものごとくウコンハネガイも健在です。ウコンハネガイは熱帯の貝で国内では沖縄諸島から南の地域にしか生息していません。主に浅い海の岩礁に生息している二枚貝で、外套膜に周りの光を反射する細胞を持っている事から、外部から光を浴びるとキラキラと輝くように見えるという特徴を持っています。この自ら発光しているように見えるという特性から別名、イナズマガイとも呼ばれています。
貝殻は卵円形で平たく、表面にはかなり細かい放射状の肋が見られます。この放射状の肋は細かい鱗片状の突起になっており、金ヤスリの目のような形状をしています。岩の隙間などに生息している事から、見つけるのが非常に困難な貝だそうです。
洞窟の中はたくさんのハタンポが群れて生息しており、とても綺麗な景観を醸し出していました。
セジロクマノミや気持ち良さげに泳いでいるアオウミガメ、珊瑚の上で群れているアカヒメジなど海中生物にたくさん出会えました。
アカヒメジは、南日本以南、インド・太平洋に分布し、サンゴ礁域に生息し、日中は群れをつくり中層を遊泳しますが、夜間は分散して行動します。体長は約30cmで、下あごにある1対の髭(ひげ)で砂のなかに隠れている環形動物などを探しだして食べています。
体側中央に黄色縦帯が1本あり、鰭は黄色いことが特徴。体色は赤っぽい状態から黄色や白っぽい状態まで、幅広く変化します。ダイバーには人気で、沖縄県ではアカヒメジなどヒメジ科の魚を総称してカタカシと呼んでいます。
最終ダイブは、ナガンヌ南へ入ります。砂地と珊瑚が綺麗なポイントです。
珊瑚の上を小さな魚達が元気に泳ぎまわっています。珊瑚の隙間を泳ぐテングカワハギの姿はいつ見ても可愛らしいです。
クロスズメダイの幼魚はとても綺麗な色合いをしています。
ちょっとした地形も楽しみながら砂地や珊瑚の上を泳いでいきます。
今日は荒れ気味の海況でしたので、早めに3ダイブ潜って来ました。海中はのんびりと癒しの景観です。今後も台風の影響に気を付けながら安全にダイビングしていきます。
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