糸満ファンダイビング(トコマサリ礁西ほか)
朝は綺麗に虹がかかった沖縄は、天気よく真夏日の暑い一日となりました。
今日は沖縄本島南部糸満へファンダイビングに行って来ました。海況はとても穏やかで、透明度もまずまずです。
最初のダイブは、潮止まりの時間を狙って名城沖へ入ります。根の上を覆うようにキホシスズメダイやキンギョハナダイ達が元気に舞っており、それをカスミアジが狙っていました。
キンメモドキとスカシテンジクダイも健在で、まだまだ壁をすっぽりと覆ってます。
キンメモドキは、眼は大きく体色は黄褐色で、体側後方は半透明、発光腺を有し体長6cmほどの小型種です。岩礁域やサンゴ礁域に非常に大きな群れをつくるハタンポ科の一種で、昼間は岩陰やサンゴの下などに身を隠していますが、夜間は餌を求めて活発に行動します。
本種が発光することは古くから知られていましたが、近年の研究により、発光する甲殻類「ウミホタル」を食べることで、発光物質を獲得していることが明らかになりました。発光するのは本種の腹側で、発光することにより、月明かりなどの海面から届く弱い光でできた自分の影を消し、海底から敵に見上げられた時に見つかりにくくしていると考えられます。
繊細なガラス細工のように美しいナデシコカクレエビは、クリーナーシュリンプ独特の動きで、いつもからだを左右に揺らしています。
海底に巣穴を掘って体を隠しながら生活しているチンアナゴ。餌は、水流にのって流れてくるプランクトンで、ひたすら待ちながら周りをキョロキョロと見ていて、餌が流れてきたら体を伸ばしてすかさずキャッチします。
北側の根にはアオウミガメが寝ていたようですが、こちらの気配を感じると、すぐに泳いで逃げていきます。
2ダイブ目は、ウエンチにはいります。リュウキュウキッカサンゴや浅場の珊瑚礁が綺麗ですが、少し白化現象しているものも見られました。
セジロクマノミも健在で、元気な姿を確認出来ました。
グルクンの若魚の群れが辺りをぐるぐると回っていました。
最終ダイブは、ドリフトスタイルでトコマサリ礁西へ入ります。
下げ潮がそこそこはしる中、エントリーからメインのドームへ入ります。
ドームの中には、アカククリやハタンポ、アカマツカサなどがたくさんいます。
ドーム上にはノコギリダイやアカヒメジ、ハナゴイ、ウメイロモドキがついています。
台風発生も予報が変わり、沖縄に接近することなく毎日海へ出ることが出来ています。とても恵まれていることに感謝です。
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