慶良間ファンダイビング(自津留ほか)
9月に入った沖縄ですが、朝から良く晴れまだまだ夏を感じる暑い一日となりました。
今日は慶良間諸島周辺海域へファンダイビングに行って来ました。北寄りの涼しい感じの風ですが、海は比較的穏やかです。
最初のポイントは渡嘉敷島の野崎へ入ります。ドリフトスタイルでエントリー後、北側浅場の珊瑚をじっくり見て行きます。
高い水温にさらされても、ここの珊瑚は元気な様子がうかがえます。
ゆっくりと潮の流れに乗って、メインの根を目指すと、オキナワスズメダイやハナゴイが幾匹も根の上を舞っています。
アオウミガメも根の上をゆっくりと泳いでいました。
2ダイブ目は、唐馬№2へ入ります。真っ白な砂地にたくさんの生き物が生息しています。
まずは深場へ行きハナゴンベ数個体の元気な姿を確認しました。
アカヒメジの大きな群れもじっくり見ることが出来ました。
クロオビアトヒキテンジクダイの群れと白のハダカハオコゼも健在でした。
ハダカハオコゼは、高知県以南、琉球列島、インド洋、太平洋に分布し、底生性で、サンゴ礁域の浅海の岩の上などに生息しています。体長10cm程度の小型種で、背鰭が大きく体高は高いですが、正面から見ると薄っぺらい感じです。色彩変異が多く、白色、淡黄色、茶褐色、赤色など様々で、頭部は大きく、口は上向きについています。各ひれも大きく、特に背びれの基底は長く高さもあり、そのまま尾びれに繋がっています。擬態しているので探しにくいですが、動かないので撮影はしやすいです。また、脱皮する魚として知られていて、体皮が剥がれ落ちるように脱皮するようです。
透明度が良く陽射しがしっかり入るので、デバスズメダイやスカシテンジクダイもとっても綺麗に映し出されます。
最終ダイブは、ドリフトスタイルで自津留へ入ります。先端付近はなかなかの潮の流れでしたが、綺麗に群生するイソバナやそこにつくキンギョハナダイなどを見ながら、流れに乗って泳いでいきます。
アオサンゴにつくキホシスズメダイやキンギョハナダイ、ハナゴイ、カスミチョウチョウウオなどは健在で、まさにお魚天国の癒しの景観です。
夏の雰囲気から秋へと少しづつ変わりつつありますが、まだまだ暑い日が続く沖縄はダイビングシーズン真っ只中です。
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