splus okinawa diving service

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台風接近中の沖縄は、時折雨がパラつきますが何とかお日様が顔を出す一日となりました。

今日は慶良間諸島周辺海域へファンダイビングに行って来ました。台風接近の影響で、洋上は少々うねりがありますが、風はそこまで強く吹いていませんでした。

最初のポイントは本島沿いの一文字へ入ります。珊瑚の群生が綺麗で、マクロ中心のポイントです。ここでは綺麗なゾウゲイロウミウシを発見しました。

クマノミやスズメダイなども多く見られます。クマノミの繁殖について、少しですが説明していきます。クマノミ亜科は日頃から夫婦で生活しているため、求愛仕草は見られません。夫婦で一緒に産卵床を作り、出来上がると雌は早速産卵床にお腹を押し付けて、一粒づつ丁寧に卵を産み付けていきます。

卵がある程度産出されると、横から雄が来て卵に放精して受精させます。産卵時間は長く2時間以上かけて行われるようです。クマノミ亜科の魚達は、イソギンチャクの毒を防ぐ粘液を体表から分泌していますが、卵にはそのような特技がありません。卵にはイソギンチャクの触手が届かないようにしなくてはならないのです。そのため、産卵床を作るときはただ岩肌を綺麗に掃除するだけではなく、イソギンチャクの触手を突いて引っ込ませて触手が卵に届かないようにしておくのです。イソギンチャクは刺激を受け、その場所に卵が産み付けられている期間中、触手を縮めた状態を維持します。

夫婦一緒になって卵の世話をするのは、他のスズメダイにはないクマノミ亜科の特徴のひとつです。

海況が思ったよりも悪くないため、慶良間へとボートを走らせ、2ダイブ目と3ダイブ目は黒島北へ入ります。水面近くは多少濁りが入ってきている感じもありましたが、深度を下げていくと透明度は良いです。

パラオハマサンゴが綺麗に見られる場所にはネムリブカがいました。

水深23mのオーバーハングにはハナゴンベが3個体元気な姿を見せてくれます。

小さな洞窟も、太陽の光の射し込みのおかげて綺麗な景観を楽しむことが出来ます。

離れ根には多くのグルクンが群れており、それを狙うカスミアジも多く見られました。

水中で素早く動くグルクンの姿がとても綺麗です。

お花畑のキンギョハナダイは若魚が多く、一面がオレンジ色に染められています。

深場では、ホシカイワリの番いやナンヨウカイワリの群れを見ることが出来ました。

台風前の最後のダイビングでしたが、何とか慶良間諸島へ行くことだ出来ました。透明度も海況もまずまずで、台風が遠くに逸れた様子が海からも伺えます。明日から数日は海へ行くのはお休みになります。

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