与那国島ダイビングツアー
2月最終週末、24日から4日間の日程で与那国島へ行って来ました。
このダイビングツアーの目的はもちろんハンマーリバー。体長2mを超える魚体のハンマーヘッドシャークの群れを探す旅です。多いときは3桁越えの群れとなり、大興奮のダイビングとなります。
日本で一番最西端に位置する岬「西崎(いりざき)」の沖合で見られます。なぜこの与那国の海でハンマーヘッドシャークが群れているのか。ここの海に集まるハンマーヘッドシャークはアカシュモクザメで、単体でいても天敵はいないし、群れでハンティングをするわけでもないので、なぜ群れをなすのかはよくわかっていないそうです。また、群れの状態で回遊しているわけですが、その回遊の理由もはっきりわかっていないみたいです。
ここに集まるハンマーヘッドシャークは、単体で繁殖することができる、つまりメスだけで子供を産むことが出来るというから驚きです。その子供を産む前のメスのハンマーが群れているのだとか…。
初日から北風が強く雨交じりの冬の海の中、まずは手慣らしということでしたがハンマー十数匹は50mを超える深場へ…さすがに寄れず追えずで初日は終了。
2日目も時化の中奮闘するも…ハンマーは何処へ?海の透明度は悪くありませんし、潮の流れもまずまずでしたが、まったく姿が見えません。
3日目も相変わらず冬の海で条件は厳しいですが、ボート上で準備を進めていきます。
2ダイブ目まではやはりハンマーの姿は見えず、最終ダイブに全てを賭けてエントリーです。
ハンマーの姿が無いまま15分が経過し、もはやこれまでかと思いかけた頃、グルクンやロウニンアジにイソマグロ、グレイリーフシャークにナポレオンなどの魚達があらわれ海の中が急激に騒がしくなりました。そしてハンマーの単体を発見しそれを追うと、奥から白い大きな影が見えて来ました。
これはもしやと思った次の瞬間から次々とサメの数が増えて、徐々に近づくと100匹程の群れと並走です。深度も最大20m程で群れはゆっくりと泳いでくれてたので、しばらくの間間近でその群れと一緒に時間を過ごすことが出来ました。
ずっと出会うことが出来なかったので、その苦労が報われたとても幸せな時間となりました。
ダイビング後は反省会やら打ち上げやらと称して、地元のグルメを食して来ました。名物のカジキ料理や、ゲスト様が与那国に来る前に沖縄で釣り上げたアオリイカを、地元の居酒屋で刺身や天婦羅に調理していただき美味しくいただきました。
今回のツアーでお世話になったのは、la mer bleue(メールブルー)さんです。
期間中毎日寒くて条件が悪いダイブが多い中、一生懸命探していただき一生懸命追ってくれました。ハンマーヘッドシャークの群れに会わせていただき、ありがとうございました。
とっても居心地が良い宿のさきはら壮さん。大変お世話になりました。
このツアーに関わったすべての方達に感謝です。また来シーズン必ず遊びに来ますね。
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