慶良間ファンダイビング(沖山礁ほか)
昨日までの時化は治まり、静けさを取り戻しつつあります。海もだいぶ落ち着いてきた様子です。
今日は慶良間諸島周辺海域へファンダイビングに行って来ました。
最初のポイントはアリガーケーブルへ入ります。エントリーからゆっくりと沖合へ泳いでいくと、絶滅危惧種のタイマイに遭遇です。
甲羅がべっ甲材として高値で取引きされたため、20世紀に世界中から乱獲されて絶滅寸前となったそうです。近年でもインドネシア・ジャワ海では、ほぼ全ての卵が食用としてお金になるため乱獲され続けているとのことです。タイマイは、右前肢と左後肢、左前肢と右後肢を交互に前に出して泳ぎ、他のウミガメが両方の前肢を同時に出して平泳ぎのような泳ぎ方をするのとは違うんです。
沖の根には、ヨスジフエダイの若魚がついていて、とても可愛らしい感じです。
茶色のハダカハオコゼはだいぶ大きくなりましたが、まだ居てくれています。擬態がめちゃくちゃ上手です。
今シーズン初ユキヤマウミウシ。
浅場の珊瑚は相変わらず綺麗で、海底で寝ているアオウミガメを見てエキジットです。
2ダイブ目はドラゴンレディです。慶良間ポイントでも指折りの綺麗な砂地が広がります。目がピンク色のアカメハゼ。珊瑚の上でホバリングしている姿が何とも可愛らしいです。
毎回ですがピントが合いずらく撮影にはひと苦労です。
ウミウシカクレエビはアデヤカバイカナマコについていました。未だにウミウシに共生している姿は見れません…。
スカシテンジクダイは寂し感じになってましたが、スザクサラサエビやアカシマシラヒゲエビなどたくさんついています。
最終ダイブは、ドリフトスタイルで沖山礁へ入ります。まずまずの流れがありましたが、ゆっくりと泳いでいきます。深場の根にはキンメモドキがしっかりとついていました。
比較的臆病なハナヒゲウツボも元気な姿を確認出来ました。
メインの根に近づくと、真っ黒なロウニンアジがぐるぐると歓迎してくれます。
アカヒメジ、ノコギリダイ、ヒメフエダイ、イッテンフエダイ、ヨコシマクロダイなどのオールスターがびっしりとついています。この素晴らしい景観はまさにリアル水族館ですね。
今日は穏やかな海を感じながら、まったりとダイビングしてきました。水温も24度台後半とまだまだ快適に過ごせています。
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