2023.10.16

慶良間諸島でライセンス講習

１０月も折り返しとなりました。連日良い天気で秋晴れが続いていますが、やや強めの北風も続いています。

今日はアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コース２日目で慶良間諸島周辺海域に行って来ました。

出航前はまずはボート上での器材のセッティングと作動点検から始まります。昨日も練習したのでスムーズに行うことが出来ました。常に安全にダイビングをするためには、基本事項の徹底が大切となります。

慶良間諸島周辺海域のダイビングポイントはとても穏やかで、どこもかしこも透明度が抜群です。ゆっくりと準備を進めていき、講習が始まります。

１ダイブ目、水深２３ｍの海底で色の変化とダイブコンピューターの比較を確認して、ディープ・ダイブの特徴を学びます。

深い場所でのダイビングでは、エアの消費量が増え、減圧症の危険性が高まり、ガス昏睡（窒素酔い）の影響が強くなり、光が届きにくいなどのデメリットがありますが、それを認識し自分の限界深度でダイビングすることで安全に楽しむことが出来ます。より深い場所へ行くということは、水中で見れる世界が広がるということなのです。

２ダイブ目はナビゲーションダイブ、直線往復と四角形パターンのコンパスナビゲーションは、事前の船上での練習どおり中性浮力の状態で行うことが出来ました。

昨日から繰り返し練習している指標を使わない自由潜降ですが、ようやくコツがつかめてきました。からだのバランスと呼吸コントロールがとても重要な要素です。

そしてもうひとつのスキルは、浮力コントロールです。海中で楽な姿勢バランスが取っていき、ゆっくりと泳ぎながら、深度変化に応じて呼吸やBCDの給排気により浮力をコントロールしていきます。このスキルもかなり上達しました。

ダイビングスキルは、決して最初は上手くいかなくても、繰り返し何度も練習することで上達していきます。ダイビングにとって、反復練習はとても重要でそれが上達への唯一の近道なのです。

ダイビングスキル練習も大切ですが、もちろん生物観察も忘れずに行います。真っ白のハダカカオコゼが可愛らしく印象的なダイブとなりました。

最終ダイブはドリフトスタイルでのファンダイビングです。ドリフト・ダイビングを行うためには、正しい潜降のテクニック（指標を使わない自由潜降）と中性浮力、強いフィン・キック力やエアの消費量が少ないことなど、様々な重要スキルが必要となります。２日間のコースでこれらのスキルをしっかりと身につけることが出来たからこそ、挑戦できるのです。今日はほとんど潮の流れがなく、ゆっくりと泳いでいきます。たくさんのアオウミガメに出会い、一緒に写真を撮ったり泳いだりして楽しむことが出来ました。