オープン・ウォーター・ダイバー講習
11月スタートです。台風接近中の沖縄ですが、朝から良く晴れた一日となりました。
残念ながら慶良間諸島行きのボートは欠航となってしまいましたので、オープン・ウォーター・ダイバー・コース2日目は万座へ行って来ました。海況はギリギリの状況でしたが、何とかボートを出していただき感謝です。
出航前の朝の準備、まずはボート上での器材のセッティングと作動点検から始まります。常に安全にダイビングをするためには基本事項の徹底が大切となります。初日のビーチでの講習でたくさん練習したので、スムーズに行うことが出来ました。
ボートが出航しポイントへ到着と同時に、ゆっくりと準備を進めていき、バックロールエントリーでライセンス講習スタートです。
最初のオープン・ウォーター・ダイブは、ロープを使ったコントロールされた潜降から始まります。自分達のペースでゆっくりと慎重に耳抜きをしながら呼吸をコントロールして潜降していきます。
そして、このダイブの目標は浮力コントロールです。海中をゆっくりと泳ぎながら、深度変化に応じて呼吸やBCDの給排気により浮力をコントロールしていきます。残圧の管理もしっかりと自分で確認することを忘れません。
スクーバ・キッド脱着時は、身体のバランスが崩れやすいスキルですが、慌てることなく落ち着いて行うことが出来ました。
直線往復コンパスナビゲーションは、事前の船上での練習どおりしっかりと中性浮力の状態で行うことが出来ました。
浮上前の安全停止はロープにしっかりとつかまって、ホバリングスキルを意識しながら行います。
2ダイブ目は指標を使わない自由潜降を練習します。このスキルは、からだのバランスと呼吸コントロールがとても重要な要素です。決して簡単なスキルではありませんが、繰り返し行うことで徐々に身についていきます。
適正ウェイトを知り、何度も練習することで、浮力を上手にコントロールしながら、珊瑚の上も綺麗に泳げるようになりました。トレーニングの成果がめきめきと表れていますね。
エキジット間際のボート下での安全停止は、しっかりと呼吸をコントロールしてホバリングで停止します。呼吸は止めないようにして、身体が浮き始めたら息を吐いて浮力を小さくし、反対に沈み始めたら息を吸って浮力を大きくします。
ホバリングは水中で静止しているのではなく、呼吸を使ってある一定の水深を維持するために、上下(浮き沈み)する水深の幅を極めて少なくしていることを言います。
エキジットはラダーにしっかりとつかまりながら、フィンを外してボートへ戻ります。
2日間のトレーニングで、色々なスキルを習得しそれに附随する理由や根拠を学んで、オープン・ウォーター・ダイバーになることが出来ます。最初は上手くいかなくても、繰り返し何度も練習することで、誰しもが上達していきます。ダイビングにとって、反復練習はとても重要でそれが上達への唯一の近道なのです。上達することが出来れば、ダイビングを楽しむことが出来ますし、よりダイビングに興味を示すことに繋がります。
オープン・ウォーター・ダイバー認定おめでとうございます。2日間大変お疲れ様でした。また遊びにいらして下さいね。
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